神保町で見つけた1冊の本からの話、続き。
本の後半には、
エルメスが発注したベイカー社の、
ロシアンカーフ的なる革。
その革製品の数々が載っています。

リアルロシアンカーフで製作されたものは、
cuir de Russie と表記してありましたが、
こちらは
cuir facon de Russie
ロシア風の、、、革となっております。


トランク付きバッグ&トランクなどはオーダー品でしょうな
こりゃ目立つわ。。。!!
で、この写真でも分かる様に、一口に
cuir facon de Russie
と言っても、様々な色味があってですね。
本の裏表紙には、そんな写真が。

革ってほんと、一期一会だわよね〜!
と思うわけです。
決して布のようにはいかない、
同じ会社、同じ品番、同じ染め、だとしても、絶対的な個体差があって、それは見て触らないと分からないものなので、、、
さらにはこの革は個体差が激しそうじゃ。。、。
と、なかなか現実的にcuir facon de Russieを手に入れるのは難しいところだったのですが、、、。
重鎮の生徒さんが主体となり、人数集めて仕入れ計画!が進み、決行されたのでした。
触って比べて、自分好みの一枚を選ぶ。。。
という憧れを形に!
私も靴仲間に声かけてみたところ、
集まらないかと思いきや
(お値段がまあ張りますのでね、、、(汗))
なんのその❗️
cuir facon de Russie への憧れを胸にワラワラと集まったみんな。
工房で、cuir facon de Russie争奪戦 が繰り広げられたのでありました!笑


もう本当に風合いもサイズもバラバラ‼️
この中から選ぶ贅沢。感謝でした。oさんありがと❣️

意外にも、殴り合いになる事もなく、悩みつつも、まあまあすんなりそれぞれが違う好みに分かれて、個性的な革たちはそれぞれの家に工房に納まりました。
もちろんはい、うちにもとっておきの(私好みの)1枚がございます。。。イヒヒ。
お客様には、今年10周年記念に、新しい革も色々入ったので、改めて一緒にご案内しようと思ってます♪
キャップだけに使うとか、そんなアイデアもいいかも。

ほんと、存在感のある革だ。。。‼️
自分の靴も作りたいのだが、あの中から選んだ一枚、一期一会、と思うと無駄に出来ないのでー!
考えてる間に。
時計のベルト、というオーダーを頂きまして。
普段革小物はやっていないけど、お得意様だったので、お引き受けしましたが、、、。
小物ほど難しいという事が判明し、サンプルも作って、、、めちゃ頑張りました‼️
(靴より時間かかった(泣))

さ、靴の最初のオーダーは、、、
どんなデザインになるでしょうか。
待っててケローッ❣️
cuir facon de Russie!!
(新しいフランス語習得。)
め