前回の続き。
神保町ブラ散歩でロシアンカーフについての古本をゲットした話の続き。
*ロシアンカーフとは。
帝政ロシア時代の植物タンニン鞣しのトナカイ(一部牛もあるとは言われている。)の革で、独特の風合いがあり、当時はロシアの重要な輸出品だったが、その製法含めて、現在は失われた幻の革となった。
で、この本
フランス語でした。
ご存じかとは思いますが、(知る訳ない)
最近わたくし、NHKフランス語🇫🇷講座を始めましたので、コチラの本がスラスラ読めるようになるのも時間の問題かとは思いますが、
現段階に置きましては正直何が書いてあるか全く判読出来ぬまま、
ひとまずパラパラとめくっておりました。
1786年にイングランドの南岸沖で沈没した帆船メッタ・カタリーナ号から、約200年後の1973年に大量のロシアンカーフが引き上げられた。
という話が有名ですが、
こちらは多分、それについて書いてあるかと。。。
↓
が‼️、、、
そんなことより私を惹きつけた一枚。
突然の動悸息切れ、
目がハート!
このブーツ❣️
これを見て、この本置いて帰れますか?⁉️
ロシアンカーフの重厚な質感と、民俗衣装のような模様のハーモニー‼️
これはもはや家具❣️
ロシアンカーフをこんな風にデザインするのかっ、素敵だーっ❣️
そして靴のみならず、
バッグもめっちゃ素敵じゃないですかっ!
これはコルセット的なものかしら?
別にブランド革に一喜一憂するタイプではないのですが、ロシアンカーフの風合いを十二分に生かした素敵過ぎるデザインの数々に、
見惚れてしまった。。。
そして、
この風合いに恋焦がれたとしても、もはや本物のロシアンカーフは手に入れられない。
ならば、作ろうじゃないか!
って事で、ロシアンカーフを再現した革製品を作ろうとしたエルメス。
そしてその革の製作を依頼されたタンナー、ベイカー社。
そのベイカー社の困難と頑張り(たぶん)について書いてあると思われるページの数々が続き、
↓
出来たーッ!!
という訳で、
試行錯誤の末にロシアンカーフ的なる新しい革が生まれ、本の後半には、その革を使って製作されたエルメスの製品の数々が、
紹介されておりました。
(だから、フランス語だったんですね。)
憧れ、、、いつだってそれが人を前に進ませる。。。失われた革を求めてーッ‼️
そんなベイカー社の新生ロシアンカーフ、について。
また次回。
め
キサキシューズ