個展まで1週間を切りました。
一番、頑張る時期!
ラストスパート!
、、、のはずが、ここしばらく引いたことのない風邪をこじらせ、体調がガッタガタ❗️
今まで、体力だけを取り柄にして生きてきたこの人生、そろそろ見直す時期に来ているかもしれません。。。😵😵
教室では、私の個展前、毎年変わらずのパニック状態に関係なく、皆さん春の風を感じながら時に花粉を感じながら、爽やかに作業してます。
一時期、生徒さんに靴修理屋さんが急増した時期があり、
気づいたらひとクラス全員、修理屋さんだった!!
なんて事も。
ゼロから作る靴作りと、
一度出来上がったものを解いて再構築して行く靴修理は、
似て異なる作業。
靴修理の生徒さんが増えたことで、私も手縫いの靴作りでは知らなかった、接着材やゴム系の新しい素材について知識をもらったり、と、思いがけない情報交換も出来て嬉しいです。
ゼロから作れれば、作業を逆戻しする修理にも役立てる。
勉強熱心な修理屋さんが沢山!
靴をしっかりメンテナンスして長く履く文化が、もっともっと根付くとよいですね。
いいものは、きちんと壊れる。
といいますから、修理可能な靴を選ぶ、というのも、長く履ける靴選びのポイントになって来ます。
そうだ、今日の話題はそちらではなく!
革好き!
教室メンバーに、革好きが多いことに、最近改めてびっくりしています。
独学でカバン作り、財布作り、アクセサリー作り、、、中には、ネットショップで自分ブランドで販売してる人も数人いて、
そのクオリティーも皆んな凄い!
本当に、革小物作ってる人数が多くてびっくりします。
教室内でオーダーする人なんかもあるくらい!、それぞれに研究熱心で、個性的。
凄いなぁ、、と思います。
同じく、革、を使うのですが、何故靴
なのか?
みんな口々に言うのは、、、
「靴はどうしても、独学では分からなかった」
。
そう!
そうなんです!
靴は、、、分からない、と思う。今色んな本出てますが、動画出てますが、、、、
やって見ないと分からない事、まだまだ沢山あります。
靴作りもその一つ。
この時代、調べて、知識を得て、知ったつもりになってること、沢山あるけど、、、
例えば、
革を切る。
その感触一つ。
力の入れ具合、身体の使い方、ナイフの研ぎ具合、ナイフの角度。。。。
そういうこと全ての積み重ねが、身体に蓄積されて、その人だけの靴になる。
その小さな小さな感覚の蓄積。。。
ハンドソーンウエルテッド製法に至っては、その積み重ね、200工程近くありますから、
それは実際、全てがとても地味な作業なのですが、、、、
感覚、感触、、、の宝庫です。
それを楽しめる人が、靴作りに向いてる人かな?
って唯一思います。
初心者の方々がよく
「不器用で、、、」って言うけど、(私も!)
正直関係ないです。
不器用な人が作った、靴が出来ます。
器用な人が作った、靴が出来ます。
それは、出来上がるものから匂うように湧き上がるものの、一部。
靴の面白さは、また別のところにあるんですよ。
あー!面白い❗️
まるで音楽のように、歌うように、
自分らしさを追求して行ってもらいたいなー、と思います。
そのためにはナイフ!
ナイフは、自分の手!
声!
自分らしい靴を作るにあたり、まず一番大切なのは
ナイフ!
これ、研げないのはマズイですので、初心者の方々、基本のナイフに、全精力を、、、💪❗️
あ、で、何を書こうとしたか、今思い出しました。
革好きな生徒の皆さんを見ていて、思い出した事。
私も、革、好きだったなーー!
中学の時愛用してた、ペンケース。
丸い筒状のヌメ革の。
中学生の時、お小遣い貯めて買った、硬いランドセルみたいなカバン。ヌメ革の。
高校生の時、誕生日に買ってもらった、
渋谷西武の1階カバン売り場で。。。
花柄のチロリアンテープがアクセントのボストンバック風、ヌメ革の。。。。
と、今でも手に入れ使っていた時の嬉しさが蘇る、革の品々。
ん?
全部ヌメ革!
私、そんなにヌメ革が好きなんだな!?
ツルツルピカピカのものより、
、昔から、革の質感、、、
時と共にクタっと表情を変え、色を変え、手に馴染んでいく、革らしさが、好きだったんだなぁ。
と、
生徒さんの革好きを見ていて、ハッと気づいた。
私も革が好き。
という事が言いたい、ブログでした。
時間が経って、劣化するのではなく、
味わいが増して、シワすら愛しい存在。。。
呼吸している、
それが革。革は、生きている。。。。
私も、生きている。
呼吸している、、、
呼吸が、浅い。。。
!風邪!早く治って!
個展まで、あと5日?!
あと、一足。、、、
作りたいイメージが明確にある、デザイン浮かんでいるのが、、、
間に合わないかもしれない。
頑張ります!