kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

靴作りの春

さらに春ですねー。

工房が暑い。。。

お教室の生徒さん、昨年から新婚さんが3組!

という、偶然。

人生まで春✨

いや〜めでたいめでたい。✨✨❣️

 

N君は、靴作り復活組。

1足作った後一旦辞めて、一年後に戻った時には「奥さんの靴を作ろうと思います!」。。。

という連絡が来ました。

 

ん?奥さん、、、?

聞いてないーー!!😍

 

まずは奥様の足を計測するところから始まる、という幸せいっぱいな靴作り再開となりました。

現在、格闘していた木型が終わり、型紙製作へ。6月の結婚式には、作った木型や、靴作りの製作風景などを、文章と共に会場に並べるそうです。

文面、、、

色々思いつきますね😍

「靴が馴染んで行くように、二人の暮らしも馴染んでいくよう、、、」

とか、

「足数を重ねて、時間と共に足にフィットしていく靴のように、二人の暮らしも年月と共にフィットして行けるよう、、、」

とか、

「僕の作った靴を履いた足元で、この先の人生を二人で踏みしめて行こうと、、、」、、、

 

とか😆。

私は近所のおせっかいおばちゃん並みに盛り上がっていますが、是非会場の写真、後日見せて貰いたいものです。

 

そして、Yさん。

すらっと背が高くて羨ましいスタイルなのですが、結婚式で履く靴は、敢えてローヒールにしたいな。。。(旦那様をたてる奥様!😊)

ということで、

自分でウェディングシューズを製作することに!

式は7月✨✨✨❗️

色々迷った末、可愛い靴、デザインも決まりました。時期が迫っていますが、、、、っ

Yさんなら出来る!頑張って〜!!

 

そして、Mさん。

先日一足めの靴が仕上がり、旦那様に見せたところ、

「いいな〜」!

 

ということで、旦那さん参戦!!

夫婦で靴作りスタートする事に😍✨✨❗️

 

何て仲の良い。。。😭❣️

これからが楽しみです。

 

みんなの幸せオーラを分けて貰いながら、

春、暖かな気持ちで、靴作りしていきたいです。

 

私も頑張らねば!!

 

きさき、

 

 

 

2019 5月BUNDEstudy スケジュール

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あっと言う間に5月。

春という変化の季節。

新しい顔もちらほら増え始めましたので、生徒さん同士も色々情報交換したり、古いメンバーも、再度新しい気持ちで靴作りに取り組むいい時期だと思います。

 

私も個展が終わり、ひと段落。

とか言ってる場合ではありません。今度はオーダー靴製作モードにスイッチ切り替えました。さらに前のめりで、製作せねばなりません。

作りまくる!

みんなで今年前半ピッチ上げて行きましょう!!

 

*5月のプチ講座【靴の材料解説】

靴には表側からは見えない沢山の材料が使われます。

アッパーと呼ばれる甲革部分と芯材、詰めもの、ソール。

素材の組み合わせは様々で、それらは製法とも密接な関係があります。

それらを判断できるようになると、靴を見る角度も変わってきますので、

靴作りの幅を広げるために、知識をいれてみてください。

(5/22.23.25.26のクラス内)

 

 

*5月の特別型紙講座

【Elastic side covered gusset】

5/26日曜日 14:45〜17:45

(生徒参加費 5000円)

 

オクスフォード、DRESS(プレーントゥ)のデザインの発展形。

紐ではなく、ゴムという素材でフィット感を調整できるデザイン。

ゴム使いはカジュアルな印象になりますが、

ゴムの上に、蛇腹状に革を乗せて行く事でよりエレガントな雰囲気に仕上げる事が出来ます。

 

参加希望の方はテキストの用意がありますので、あらかじめご連絡下さい。

 

きさき

 

キサキシューズHP→ http://www.kisakishoes.com/

 

革が好きな人たち

個展まで1週間を切りました。

一番、頑張る時期!

ラストスパート!

、、、のはずが、ここしばらく引いたことのない風邪をこじらせ、体調がガッタガタ❗️

今まで、体力だけを取り柄にして生きてきたこの人生、そろそろ見直す時期に来ているかもしれません。。。😵😵

 

教室では、私の個展前、毎年変わらずのパニック状態に関係なく、皆さん春の風を感じながら時に花粉を感じながら、爽やかに作業してます。

一時期、生徒さんに靴修理屋さんが急増した時期があり、

気づいたらひとクラス全員、修理屋さんだった!!

なんて事も。

ゼロから作る靴作りと、

一度出来上がったものを解いて再構築して行く靴修理は、

似て異なる作業。

靴修理の生徒さんが増えたことで、私も手縫いの靴作りでは知らなかった、接着材やゴム系の新しい素材について知識をもらったり、と、思いがけない情報交換も出来て嬉しいです。

ゼロから作れれば、作業を逆戻しする修理にも役立てる。

勉強熱心な修理屋さんが沢山!

靴をしっかりメンテナンスして長く履く文化が、もっともっと根付くとよいですね。

いいものは、きちんと壊れる。

といいますから、修理可能な靴を選ぶ、というのも、長く履ける靴選びのポイントになって来ます。

 

そうだ、今日の話題はそちらではなく!

革好き!

教室メンバーに、革好きが多いことに、最近改めてびっくりしています。

独学でカバン作り、財布作り、アクセサリー作り、、、中には、ネットショップで自分ブランドで販売してる人も数人いて、

そのクオリティーも皆んな凄い!

本当に、革小物作ってる人数が多くてびっくりします。

 

教室内でオーダーする人なんかもあるくらい!、それぞれに研究熱心で、個性的。

凄いなぁ、、と思います。

 

同じく、革、を使うのですが、何故靴

なのか?

みんな口々に言うのは、、、

「靴はどうしても、独学では分からなかった」

そう!

そうなんです!

靴は、、、分からない、と思う。今色んな本出てますが、動画出てますが、、、、

やって見ないと分からない事、まだまだ沢山あります。

靴作りもその一つ。

この時代、調べて、知識を得て、知ったつもりになってること、沢山あるけど、、、

 

例えば、

革を切る。

その感触一つ。

力の入れ具合、身体の使い方、ナイフの研ぎ具合、ナイフの角度。。。。

そういうこと全ての積み重ねが、身体に蓄積されて、その人だけの靴になる。

その小さな小さな感覚の蓄積。。。

 

ハンドソーンウエルテッド製法に至っては、その積み重ね、200工程近くありますから、

それは実際、全てがとても地味な作業なのですが、、、、

感覚、感触、、、の宝庫です。

それを楽しめる人が、靴作りに向いてる人かな?

って唯一思います。

初心者の方々がよく

「不器用で、、、」って言うけど、(私も!)

正直関係ないです。

不器用な人が作った、靴が出来ます。

器用な人が作った、靴が出来ます。

それは、出来上がるものから匂うように湧き上がるものの、一部。

靴の面白さは、また別のところにあるんですよ。

あー!面白い❗️

 

まるで音楽のように、歌うように、

自分らしさを追求して行ってもらいたいなー、と思います。

 

そのためにはナイフ!

 

ナイフは、自分の手!

声!

 

自分らしい靴を作るにあたり、まず一番大切なのは

ナイフ!

 

これ、研げないのはマズイですので、初心者の方々、基本のナイフに、全精力を、、、💪❗️

 

あ、で、何を書こうとしたか、今思い出しました。

革好きな生徒の皆さんを見ていて、思い出した事。

 

私も、革、好きだったなーー!

中学の時愛用してた、ペンケース。

丸い筒状のヌメ革の。

中学生の時、お小遣い貯めて買った、硬いランドセルみたいなカバン。ヌメ革の。

高校生の時、誕生日に買ってもらった、

渋谷西武の1階カバン売り場で。。。

花柄のチロリアンテープがアクセントのボストンバック風、ヌメ革の。。。。

 

と、今でも手に入れ使っていた時の嬉しさが蘇る、革の品々。

ん?

全部ヌメ革!

私、そんなにヌメ革が好きなんだな!?

 

ツルツルピカピカのものより、

、昔から、革の質感、、、

時と共にクタっと表情を変え、色を変え、手に馴染んでいく、革らしさが、好きだったんだなぁ。

と、

生徒さんの革好きを見ていて、ハッと気づいた。

私も革が好き。

という事が言いたい、ブログでした。

時間が経って、劣化するのではなく、

味わいが増して、シワすら愛しい存在。。。

呼吸している、

それが革。革は、生きている。。。。

私も、生きている。

呼吸している、、、

呼吸が、浅い。。。

 

!風邪!早く治って!

 

個展まで、あと5日?!

 

あと、一足。、、、

作りたいイメージが明確にある、デザイン浮かんでいるのが、、、

間に合わないかもしれない。

 

頑張ります!

 

 

 

重なり〜第8回 個展/オーダー会

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kisakishoes靴展

 ‘重なり’

 

場所は代官山の古民家ギャラリー

無垢里

http://mukuri.iinaa.net/gallery-all.html

 

2019 4/19(金)〜4/24(水)

初日 14:00〜 最終日〜17:00

 


8回目となる個展、オーダー会を開催します。

1回目から、この場所で、積み重ねてきた事。

 


'オーダー靴を日常に。'

特別な日に履く、のではなく、日々を特別な気分にする、靴。

を目指して、製作しています。

オーダー靴は、1足目、2足目、と回を重ねていくごとに より履く人に近くなっていく、育てて行く事の出来る靴。

今回も沢山お話しながら、革やデザインを決めて頂けるよう、新作含めたサンプルを並べます。

 


サンダルは、回を重ねるごとに変化を遂げ、オーダーサンダルと既製サイズからお選び頂くより気軽に履いて頂けるものまで、色鮮やかに、今年も並べます。

 


"時間と革と 重なり、呼吸する。

引き続き、木型を作る、から始まる靴。

引き続き、のサンダルはユニセックスで。

8回目の層の1番上の発表会。

連日会場にて、お待ちしております。"

木佐木愛

 

ワークショップも開催致します!


*【ミルフィーユブローチのワークショップ】

期間中初日以外 終日開催

参加費 1000円

予約不要

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どうぞお気軽にご参加下さいませ。

 

まだまだ絶賛準備中です!

 

 

 

 

2018 なんとなく本気女展 記録②

withあかりぼっこ。

2人展のキロク。

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革のはぎれを使って作られた蝶々みたいな灯。

会場に持ち込んだ生の枝、葉っぱに影を落とし、真っ白な室内のはずが、、、不思議な気配を作りました。
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梨シューズ。

千葉のギャラリー Ten→Senさんの企画で製作したものですが、自分サイズなのでいつ履こうか!?と思っていましたら、

パイナップルの灯と並べてぴったり。

豚革を使用、独特の毛穴の形状が、何故か梨のイメージと近いのです。

豚と梨。フフフ


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食べ物の気配。

パン屋さんみたいな籠のような灯に、パンみたいな靴を乗せて。

朝の陽に似合う窓辺に。


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飛ぶ靴。

フィッティングシューズとは、オーダー靴にとって大切な工程。

足に合わせて木型を製作したら、

仮履きの靴を作ります。足入れして、場合によっては、革を切ったり、革に、書いたり。

その元からある切り口を生かして、あかりぼっこのまきちゃんは飛ぶ灯にしました!


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ケモノの気配、試着も楽しい。

f:id:kisakishoes:20190318100855j:imageケモノのサンダル。
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なめこスリッパ。

きのこを入れる籠の灯なんです。

2人ともマジメに作りました。
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売れ残ったパン?笑

夕暮れどき、赤いひろひろは、靴に着ける泥よけの飾りパーツなんです。

靴のパーツと灯。

誰も気づかない、遊び。
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看板に、まきちゃん即興革端切れ。
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看板犬、カツヲくん。

頑張りました!

 

#展示記録②

2018なんとなく本気女(マジメ)展 記録①

昨年末、開催しました初めての試み '灯と靴'の展示。

会場は西荻窪のspace YAUPON。

毎年6月のチャサンポという街ぐるみのイベントで、お声を掛けて頂いていた場所。

、今回はワイワイみんなで、ではなく2人展。

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ご一緒したのは 灯、であり、オブジェであり、使える楽しい灯を一つ一つ手作りで作っている、'akaribocco'(あかりぼっこ)。

それぞれの作品をただ並べるのではなく、お互いに影響されながら新作を作る。

 

今回のテーマは生き物の気配。

有機的な形が好きな二人、

それぞれの世界は違うけど、2人だから出来る世界。

そんな話からスタートして、イメージだけで作り進めてお互いの動向をチェックしながら会場で一気に設営!!

なんともスリリングな、楽しい展示になりました。

その勢い、マジメな顔しすぎないでね、でもマジメに作りました。

'何となく本気女(マジメ)'に!

の意図は見て下さった方々に伝わったみたいで、、、たった2日間の凝縮展示でしたが、新しい感触を得たような。

年の瀬に、いい場を頂きました。

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2回目も、、、出来たらいいな。

 

#記録1

 

 

 

変化の時

今月は、新しい年度を迎えるにあたり靴教室BUNDEstudy も変化の時。

 

この靴教室、スタートした頃が懐かしい。

本当に寺子屋みたいで、知る人ぞ知るもいいところ。

スペースは今と同じですが、数年かけてレイアウト含めて少しずつ、増え続ける木型や工具に埋もれながらも、教室らしくなってきました。

新しいメンバーが入るたびに、新しい風が吹いて、キャラクターも様々で楽しい。

一方で教室スタート初期から、kisakishoesの雰囲気を作ってきた長い付き合いのメンバーの数人含めて、この春立て続けに、卒業→海を渡る、引っ越し→遠距離、体調→しばらく不在、などなど、それぞれの事情で教室を去ったり、ペースが変わったり。

馴染みの顔が減っていくのは、仕方ないけど

はー、何か淋しいなぁ。。。

 

変化の時期ですけれどね、

けど淋しいなー、なんて話を授業中にしていて、でも例えば20年後、また時間が出来て靴作りを再開していたり、自分の工房を持ったり、家族の靴は自分で作るようになってたり、子供の靴は全部作って上げれてたり、、、、

そんな風に、それぞれの靴ライフになってたら嬉しい。

か、確認したい!

この先のストーリーを!!

そして、

20年後、私は靴を作り続けていられますように。

という事で、

20年後にkisakishoes BUNDEstudy の同窓会やることが決まりましたから、生徒の皆さま、そこ、忘れずに参加して下さいね。

2019➕20=2039年

未知の世界!!

何だかワクワクする、、、、

今より、体力は衰えているだろうが、視力は落ちているだろうが、今見えてないもの、見えててほしい。一体何が見えているんだろう。何を思って靴作ってるだろう。

 

ハンドソーンウエルテッドの靴は、30年持つと言われてますからね。

今ハンドソーンウエルテッドで製作した生徒さんは、その時も修理して履けてるはずです。

自分の靴、履いて来て下さいね!

 

20年後に会いましょう!!

(落ちついて。3月中、まだみんないます。)

自分に。

 

きさき

キサキシューズHP→ http://www.kisakishoes.com/