kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

革の破片と気持ちの破片


靴はかたちのものだから、かたちで遊べば面白くなる、
と思っていたし今も思っているけれど、それでも靴の構造と機能とデザインを知れば知る程、
そして多くの足を知れば知る程、足にとっての心地よさを犠牲にしないで靴の機能を最大限活かして、
なおかつ手作業のぬくもりのあるものを作りたい、
という思いはつのり、そのためにはより多くの知識を知ることはたのしいことでもあり。

オーダーメイドで木型から作る靴、というのはあくまでもベースにお客様の足があり、
それが一つの制約になってくるので、あまりにぶっ飛んだカタチというのはあり得ないけど、
その分の驚きやたのしさは、履いた時に知って頂く新しい感触だったりそれによってもたらされる気分だったり、
その上でデザインが楽しみのお手伝いをしている、、、
位の関係性がいいのでないかな?と思います。

で、そうはいっても時々自分自身がぶっ飛びたくなるときがある。
モノ作りそのもののエネルギーはむしろそっちにあるべきとも思うし。
で、そっちはそっちで模索しているところ。
普通ならためらいなく捨てる革の破片は、
どうしても捨てられなくて溜まって行くばかり。
この首飾り、?!どこへ向かって行くのか、、、

ぶっ飛び模索、第一弾。
なのかも。