kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

6月 BUNDEstudy スケジュール

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早くも6月が終われば今年半分。

年始にやる気十分でスタートした生徒さんや、経験者で再出発した生徒さん、予定は予定。蓋を開けてみればなんやかんやであまり進んでない!(焦)

なんて方もちらほらいるのでは?!

まぁそれも想定内。強弱ありながらもモチベーションを保ち、または、自ら盛り上げ、続けて行く事が一番。

そこ!!モチベーションアップに欠かせないのは、「ナイフが調子いいい♪」。

これにつきます。

切れないナイフで四苦八苦。この苦しみは報われません。それなら研ぐしかない!

ナイフはとにかく自分て沢山試して、悩んで、自分なりのコツを掴む意外ないです。

私はかつて凄く悩みました。何で切れないんだ!!(研いだのにっ!キーッ!!)、そんな時を経て、今はなんか研げる。

感の良い方はもっと早いと思います。

自転車と一緒。

ですが、一応、、理屈はあります。

ので、6月のプチ講座は ナイフ研ぎ講座。

この際、切れない方は、腹をくくって研ぎまくって下さい!!

開催日は、

6/6水曜 、7木曜、9土曜、10日曜。

説明はしますが、研ぐのは私じゃありません。

 

特別型紙講座はギリーシューズ。

様々なバリエーションがありますが、今回ダービーをベースにしたギリーを3時間で一気に表、裏革共に型紙製作します。

《開催日》

6/17日曜日 14:45〜

21木曜日 16:00〜

(有料 5000円)

 

参加者はあらかじめお伝え下さい。

では、6月もガンバロー!!

 

きさき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月 BUNDEstudyスケジュール

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私の個展で教室が2週休みの日もあり、皆様ご不便をお掛け致しました。

先週から教室の時間が戻って、工房にいつものムードが戻って来ました。

振替のクラス消化の方は、初めて会うメンバーと挨拶を交わしたり、靴修理屋さんチームは情報交換したり、と、靴仲間をガンガン増やして行きたいですねー!

月初開催の事が多い授業内プチ講座は、23水 、24木、26土、27日、の、クラス内で開催します。

今月は、靴の製法、特に、既製靴と手製靴の素材や製法について、分解した靴と共に説明します。

価格の違いはどこからくるか、手縫い、機械縫いの違い、素材の違い、機械だから出来る事、手だから出来る事、

何が正解かはありません。

用途や目的、デザイン、(売るなら)価格、沢山の選択肢の結果一つの靴が出来上がる。

そんな事を知って靴を見たら、もっと世界が広がるかな、と思います。

手で作る意味や贅沢さもしみじみと実感出来るかと思います。

特別パターン講座は、

5/27日曜日 と31木曜日に開催。

今月は サドルシューズです。

カジュアルにもドレスにも、アレンジしやすいデザインなので、ベーシックなラインを知っておくと便利です。

 

あと、サンダル作りたい方、お早目にー!!

 

きさき

 

 

 

 

 

キサキシューズのサンダルピクニック展

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《キサキシューズのサンダルピクニック展》

 

<期間 >

2018年 5月11日(金)~5月16日(水)11:00~19:00
初日 14:00~ / 最終日 ~17:00

まず足があり、その先に木型があり、その先に靴がある。
手で作る靴、宛先のある靴、’木型がある から始まる靴’。
引き続きハラをすえてじっくりと取り組みます。
そしてある時、
足元からpicnic。
苔が生えて花が咲く。サンダルは今年も色とりどりに描きます。

7回目の無垢里です。
今年も終日心よりお待ちしております。

 

<ワークショップ>
革のキーケース作り 参加費1000円 所要時間約30分

<場所>
暮らしの工房&ぎゃらりー無垢里
代官山駅 西口徒歩3分
東京都渋谷区猿楽町20-4
TEL:03-5458-6991
営業時間:11:00~19:00
定休日:木曜日

春の風

空調は、切らない方が省エネだ!

という噂を昨年夏から実践実験したところ、驚愕の事実だった為、、、11月から付けっ放しだった暖房を、桜開花と共についにスイッチオフ!!

もはや、消し忘れよりいつ消すかの方が怖い状態。前は付けっ放しで帰るのがに不安で仕方なかったのに、一度できた当たり前を壊すのって怖いのですね。

この季節、桜が咲くと気分が華やぐと同時に焦り、散ると追い詰められて行く。。。

5月に 毎年 代官山の古民家ギャラリー、無垢里で個展を開くようになり、今年で7回目。

5/11(金)〜5/16(水)

http://www.geocities.jp/mukuri_d/gallery-all.html

春は、個展に向けていつもとはまた違うスイッチを入れて、自分がどんな靴を、誰に、どういうやり方で、作り提案して行きたいのか?

改めて考える、何故作るのか?

そして、一番自分がときめきながら作れる、今の自分である靴。またはサンダル。

その今、フレッシュさを詰め込んだ場が、毎年の無垢里。

展示そのものはもちろん、そこへ向けて行く自分の中の洗いざらいをひっくるめて、とても大事な時期です。ようやくDMも出来ました。

また詳細アップします!

 

そして、同時に、この時期は教室の生徒さんも変化の時期。

仕事や家庭の変化に伴い去っていく人もいれば新しい意欲とともにスタートする人も。

生徒さんには、すでに靴作りを学んだ経験のある方もちらほらいらっしゃいますが、全くの初心者の方が大半です。

質問しようにも靴作りの何が分からないかがまず分からない状態。

最初の1足は、木型を確認するための一足になる為、いくつかのデザインの範囲内で作っていく事になります。

でも、なるべく、初期衝動を壊さないデザインにしたいなと思い、最近は入会時にデザインを書き込む紙をお渡ししています。

考えてきたデザインをみてみると、何となくどんな靴に憧れて靴作りに来たのかが見えてきます。

先日入会したKさん。

教室スタート日に、デザインシート、自分でコピーして色つきデザイン画3枚描いてきました。

もちろんいわゆるデザイン画、指示書というようなきちんとした画ではないのですが、、、

何と言うか、初期衝動に溢れた、'こんな靴作りたい!'が伝わる フレッシュさ。

テーマ 'セクシー'、、、!(笑)ちゃんとテーマがある!

革の質感や金具使いも細かく書かれていて、本人も 恥ずかしいんですけど、、、笑

とか言いながらも、金具は自分で手作りしたサンプルまであり、

久々に、自分が靴作りをスタートした頃に、暇さえあれば下手っぴなデザイン画を手帳にメモっていたのを思い出しました。(あ、K君のが下手って訳ではないです!😆)

勉強が進むと、そのアイデアの中に、この切り替えは履きシワが足に食い込むな、とかこのラインはホールド感無くなるな、とか、機能的な制約が沢山みえてきて、無難なところに収まったりするのですが、靴作りは工程が多いので、最初のイメージから若干ズレてしまう結果に収まる事もあるけれど、初期のアイデアって一番大事。

 

2年前の今頃、「秋にフランスに行く!」と渡仏までの数ヶ月間、すでに学んできた靴作りにプラスして型紙をメインに学びにきたF君も、その後ふらっと顔出してくれて、「パリの靴工房で働く事になりました〜」と、相変わらず肩に力の入りすぎない、ナチュラルトーンな感じで報告してくれました。今頃元気でバリバリ靴作ってるかな!?

M君は来年は海外に行って、更なる靴作りを目指す!と宣言。若いのに出来る男、工房でもみんなから若手ストイックナンバー1 と納得されている彼だから、持ち前の人なつこいキャラクターを活かしてますます未来に羽ばたくことと思います。

本当にそれぞれの人生、靴作りという共通の興味から様々に個性的に広がって行くこと、それが楽しい。

この靴教室をしっかり踏み台にして、皆んなが靴に対する興味を深めたり、靴作りによって人生をより楽しむ事が出来たら嬉しい。

教室の生徒さんに、私も常に新しい刺激をもらってありがたい限り。

先には先がある。

私も勉強を続けて行きたいし、新しい道をそれぞれが探して、探検して、仲間を増やして、靴作りを生涯の楽しみにして行きたいです。

 

しかし不思議なもので、6回やってもまだ個展前はフレッシュに焦り、追い詰められます、、、。しかもこの時期は、生徒さんの入れ替わりも激しく、新しい木型を製作する数も普段より増えるという。

さらには昨年から習い始めた趣味のピアノ。

生徒さんは私のピアノにハマっている話を散々聞かされ、聞き飽きたかと思いますが。笑

個展の後には発表会ですから!

多方面の焦りで、眠気が増します。(逃避行)

 

春パワー、むくむく。

さ、!!まずは手を動かしますか。

 

きさき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月 BUNDE studyスケジュール

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早くも4月です。

工房もついに暖房を切りました。

気持ちのよい季節ですね〜!

今月の授業内プチ講座、最初の週の各クラスで行います。

 

今月は、縫う時に重要な強度の高い麻糸を作るためのWAXの作り方、そのWAXを使い単糸を縒り合わせる工程を実演講習します。

機械撚り糸より手撚り糸の方が強度が高まります。この機会に、WAXを作りたい方は作ってみて下さい。

(ミツロウ代200円かかります)。

糸作りは、なんと言っても慣れ。

コツを掴むとびっくりするくらい簡単です。

慣れるまで、繰り返し練習してみて下さい。

単糸もいくつかストックありますので、訓練したい方はご自宅で糸練、どうぞ。^_^

 

きさき

 

 

 

 

 

BUNDEstudy3月スケジュール

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早くも3月。

授業内ミニ講座は3/1.3.4.7に開催します。3月ピックアップ工程はつりこみ。

左右それぞれの木型に合わせて作った型紙、革の裁断、縫製、と数々の工程を経て作った甲革は、つりこみでようやく再び木型の形状に戻って行きます。

ただ立体にしていくだけでなく、左右差のある木型をどう一揃えの靴にしていくか、デザインと履き心地を再現するための工夫、など、注意点を交えながら実演説明します。

 

《特別講座》

Oxford フルブローグ 型紙講座

3/25 日曜日 14:45〜17:45

3/28 木曜日 16:00〜19:00

基本のオクスフォード(内羽根)に、デザインを加えてフルブローグの型紙を完成させます。

フルブローグならではの注意点、バランスの取り方、どういう印象にしたいか、などそれぞれのイメージに近いラインを探りながら、テキストと共に、実際に型紙を切りながら学びます。

3時間集中。

初心者の方も参加可能。

生徒5000円

一般 6000円

 

生徒さんも様々な変化を迎えたり、メンバーだけでなく、心持ちも少しずつ入れ替わりの時期。

新しい生徒さんのキラキラしたやる気を貰って、新鮮さを自分の中に。

また今月も頑張っていきましょうー!コツコツと^_^

きさき

 

 

 

 

 

 

教室4年経過

もはや2月。

このペースで進んでいかれたら、今年新しくやりたいことや課題がクリア出来ないまま、また一年過ぎてしまいそうなので、ここいらで時間の感覚をスローにして分解してフレッシュな状態にパックしなおさなければ!!と思った焦り。

具体的には、

-予定通りにこなす為に、予定を入れ過ぎない。=(自分のキャパをわきまえる)

-作業時間を見直す。=(工程ごとのラップタイムを再チェック中)

-新しいことに取り組んだり小さなハテナマークを見つけるたびいちいち問いただす時間を作り出す=(家で勉強できるスペースを確保する。冬は暖房がなくてつい遠ざかるプチ書斎、、、)

これ、ひとまず今年前半の目標です。

 

先日、教室中の生徒さんの一言。

「ちょうど4年経ちました、、、。」

!!

そのOさんは、かつて私の職場=師匠の工房ですでに靴作りを学んでいて、私が独立する際に、ちょうど一足目を作り終え靴作りの楽しみが広がり始め、さらなる 深みにハマるべく、同時進行して 自分の靴と家族の靴と 、靴作りの場を広げるべく、入会してくれたのが4年前。

kisakishoes   BUNDEstudy最初の生徒さんでした。

外部から来て下さった最初の生徒さんは、定年後の趣味として、靴作りをセレクトしたHさん。

バリバリ仕事をこなしてきた後の自由な時間に、いきなりハンドソーンウエルテッド製法で初めての靴作り。

靴を一度でも作った事のある人なら、それがどれ程マニアックで難しくて根気のいる'自由時間'か、分かると思いますが、、、途中何度も恨めしい節を語りながらも、美しい靴を作り上げましたねー!

靴の完成時には、持参したワインを空けてクラスの皆んなに振る舞い、「カンパーイ!!」。。。

自分の靴のブランド名まで決まり、靴も靴底も、ピッカピカに仕上げました。

歩いたら、すってんころりんしそうな位にピッカピカ。

どんなにピッカピカにしてもし足りない位かもしれません。

Hさんは仕上がりまでの全行程において、沢山のため息や喜びをストレートに表現して下さったおかげで、私がずっとやりたかった靴教室という場のスタートに、勢いを与えてくれました。

未だにあのような華やかな出産祝い(靴を木型から抜いて完成させる事をそう呼んでいます。)は無いのですが、、、(笑)。

気づくと4年。

その間様々な個性的なメンバーが靴を作り、または、作り続けています。

靴作りの時間は、私にとっては日常、でも生徒さんにとっては、週に一度の全く異次元の時間。
1足目は特に、次にどんな工程が待っているのか未知な為に、次工程に進む度に「ひぇー!」とか、「できる気がしない、、、」とか、ネガティヴ感覚増殖、怖さや不安がワクワクを超えてしまいがちですが、やってれば 'その人なりに '出来るようになります。
その、「その人なりに」。が、靴作りのめちゃ面白い所なのに、何故か皆それを隠そうとする。。。
もっと失敗を恐れずダイブしながら靴作りしてくれたら、自分なりの上書き作業も出来て、靴作りの楽しさにハマると思います。
基礎は超大事なのですが、そこも同時進行してかないと基礎も出来上がらない。と、自分がそうでしたので。
私自身、そこら辺、もっとオープン、飛び込み、ダイブ、しながら靴作りして行きたいな、と思います。

 

教室は靴作りを初めた当初からずっとやりたかった事の一つなので、こうして時間を重ねる事が出来て嬉しいです。私にとっての日常、以外の時間を色々教えて貰えるのも楽しい。

この先も教室はずっと続けて行きたいです。

 

自作靴、出産祝いの件ですが、、、。

一年かけて、またはそれ以上の時間をかけて作る靴なのだから、出来上がりの時は思い切り自分が主役で、華やかなセレモニーをして下さって大丈夫です。

記念写真では一張羅のスーツで!など自分主役のイメージを固めながら製作のテンション上げて行けたら楽しいですねー。

いちいち楽しむの。

靴作りって、一見華やかでカッコいい響きですけど、実際は下ごしらえ8割、よく雑誌とかで見るそれっぽいシーン2割、、、です。

何がそんなに嬉しいのか?!

みたいな事が楽しめたら靴は作り続けられます。

麻糸の先、めちゃくちゃホワホワ〜!

ナイフ研いだら産毛剃れたー!

ガラス割るの上手くなったら革から極上かつお節出てきた〜!

とか、、、です。

最近、笑いながら型紙を切る生徒さんを見ました。出来上がったウエルトを見ながらニヤニヤしてる生徒さんもいました。

そんな教室がこれからも続き、進化しますように。

明日は教室ないので、集中作業。

ラップタイム、更新しますように。

 

きさき