2016 ’木型をつくる から始まる靴’展。
終了いたしました。
無垢里ギャラリーでの5回目となる 個展&オーダー会。
無垢里は自分にとっても毎回思いを込めて向かえる場。
新しい試みをしたり、初心に帰ったり、、、この6日間はただ作った靴を並べる
ということでなく、靴で自分が出来ることを再確認する時間でもあります。
無垢里という場の力をかりて、今年も様々な出会いを頂きました。
お越し下さった皆様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。
またここから今年後半の靴作りに向かっていきたいと思います。
今年は、毎年会期が少しずつ早まっていることもあり、梅雨の心配もなく(雨女なので、、、)連日ほぼいいお天気に恵まれました。
搬入の朝は汗をかきながら荷物を運び入れましたが、ギャラリーの中に入ればすーっとひんやり心地よい空気。いつかこんな空間が自分の工房になれば、、、
なんてことも空想したり、什器をどう組み合わせるか悩みに悩んで、
今年も新しいレイアウトで展示しました。
今年からスタートした、
’木型を作る’靴の意味。靴との付き合い方、距離感。
など、なかなか言葉だけでは説明しづらい部分を、木型やドラフト(足を計測した数値)、それによって出来上がる靴、製法による違い、などを実際に手にしながらご説明致しました。
注文靴において、作る側から出来るもっと分かりやすいアプローチはないものか、オーダー靴をもっと日常の中で浸透させていきたい、という思いは以前からあり、
今回はそれを具体的な方法でご提案しました。
フルオーダーのお客様の足を見ていても、かなり進行した状態の外反母趾や、足に痛みを抱えるお客様が多く、靴で楽にできることは幾つかありますが、一度固まってしまった骨を靴で治すことは出来ません。
その前の段階で、もっと日常の選択肢の一つとして、注文靴があればいいなと思っています。
今回の展示では、まだまだ説明不足の部分があり、このオーダースタイルは今後もと分かりやすいご説明が必要と感じました。
ただ、今回手応えを感じた部分もありました。
オーダー靴に興味はあるものの敷居が高すぎて手が出せなかった、
という方からオーダーを頂けたこともあり、すこしずつ時間をかけながら
これからもこのスタイルをより分かりやすく、継続して行きたいと思います。
また、こういう展示ではサンプルシューズをお客様に足入れして頂く機会にもなり、
こんな風に履くと素敵、とか、靴の新しい履き方を私が逆に参考にさせて頂けそうな、
様々な足元を見せて頂きました。
また写真をアップさせて頂きます。
準備1週と、展示1週、合わせて2週間教室もお休みさせて頂いてました。
生徒さんにも励ましやご心配をいただきまして(笑)、ありがとうございました!
教室再開の1週が終わり、みんなの笑顔を見れてようやく戻ってきた日常にホッとしています。
2017、5月。
また
無垢里で。。。。
ありがとうございました!