kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

取材からの反省、そして、趣味とは?の語り。

f:id:kisakishoes:20220310142444j:image←銀座の山野楽器にて。春!

 

ブログ久しぶり!

書きたい、と思ったら瞬時に書かないと考えた事を忘れてしまいますな。

反省反省。

 

反省と言えば、

 

先月、

「ほ・とせなNEWS」という媒体に、

kisakishoesの取材をして頂きました。

ありがたい事に、たまにこのような取材のお話を頂きます。

https://www.hotosena.com/

(高い志や、思いをもった「人」にスポットをあて、 全国に発信しているネットニュースメディアです。 ヤフーニュース転載実績あり。)
Instagramhttps://www.instagram.com/hotosenanews/

 

どんな記事にして頂けるのか、まだもう少し先になりますが、今回も、楽しかったと同時に、、若干の反省 という、思いでこの取材を終えました。

ご存じのように、私の話はとめどがなく、

横道に逸れ、戻って来るついでに別の花を摘み、、、

という、つまり、話しすぎ問題、

の傾向を重々承知してはおりますが、

承知した故に改善出来るかというと、

これまた別問題でありまして。

今回の取材も、色々な質問をして頂き、かなり長いインタビューになり、終わった後にまたやってしまった、、、と反省。。。笑

 

しかしながら!

友人の経験豊富なソロ活動系編集者にこの反省を伝えたところ、

「喋ってくれない人よりは全然いい」

という、嬉しい言葉を頂きました。

それをまとめるのが仕事だ、とも。

そうかっ!!

なので、私は今後、寧ろ、

気にしないという方向性を肯定して生きていく 

事にいたしました。

話し方が上手い下手より大事なのはその先。不得意な事を中途半端にうまく見せようとする必要もない。

下手が下手を隠そうとする見栄がどんなつまらなさを生むかも、

靴作りにおいて、ものづくりにおいて、人生において、、、、散々学んで来たはず。

プロの噺家目指すなら別です。

が、

違うので。

楽しまにゃ損損。

という訳で、

今後、また取材の機会を頂くような事があれば、そう。気にせず脱線。

編集の方に、楽しかったー!

と思って頂けるように、張り切ってお話したいと思います❣️笑

 

そして、

取材の度に、度々質問頂く事。

今回もご質問頂きました。

「不器用な人も靴を作れますか?」

 

この、質問の答えは もちろん 「Yes!」

なのですが、靴に限らず、この議題に関しては夜通し語れそうな、永遠の議題な訳でして。

 

どの世界でも同じだと思うのですが、

器用だろうが不器用だろうが、才能があろうがなかろうが、続けて探究した人にしか見えない場所、新発見、旅路、というのがある訳で、

それは非常にパーソナルな体験、かつ、時間がかかる事だと腹をくくれた時、

その中にいる事がどれほど豊かな事か腑に落ちた。これこそが、自分の財産だと思っている。

 

という事を、自分の習い事でもしみじみ感じている今日この頃。

本日上がってきた、自分の4年前のFacebookの投稿。

「昨年秋から、25年ぶりに、子供の頃習っていたピアノを再開した。自分で払うレッスン代となれば、あの頃のように無意識に通うことは出来ないわ。。。
クラシック音楽から離れていた間、、、というか、習っていた頃からくっついていたとは言えないが、グルダのCDはたまに聴いてた。
彼の言葉に、
'ジャズの演奏家は音楽から始めて、あとでテクニックを得ることもある。
今日のクラシック音楽教育では、残念ながらこれが全く反対だ'
(フリードリヒ.グルダ)
ってのがあるが、ここで間違っちゃいけないのは、
「テクニックなどいらない」とは一言も言ってない、ってこと。
グルダは何だって弾けるし、テクニックありきじゃつまんないゼ!って言ってるだけで、死ぬほど上手いし!!
でも今はこの言葉の意味、分かる気がする。
死ぬまでに弾ける曲は限られていて、でもどうしても弾いてみたいから、練習する。(しかない。)

大人の習い事は、諦めを前提として出発しているので、限りなくピュアで、限りなく夢の中にいれる特別な事だと感じる。
才能がない、ということは、こんなにも豊かなのか、、、、。😬」

 

****************

ここでいう、 才能云々 というのは、

順序の逆転の話。

才能があるなしと関係なくその中にいる決心を出来た。

という意味の豊かさの話。

私にとっての趣味とは、

例えば、50年近く生きてきて、誰からも絶賛された事のない音楽的資質を差押いて、「いまからピアニストになるわ!」というのは不可能ですが、

この難しく美しい道のりの豊かさを知ったからには、きっと自分の生涯の居場所になれると確信した。

純粋この上ない聖域の獲得、という事。

そう、

 

趣味は強い!

 

そして、必要なテクニックを得る為の秘訣は、

器用だろうが不器用だろうが、きちんと考えながら、

&ひたすらに反復練習、しかないです。

これは、どのジャンルでも趣味でもプロでもきっと同じ。

答えは反復の先にしか落ちてない。

 

そして、テクニックさえ向上すれば魅力的になるか?というのも、また別の話。

グルダの言う、

まず始めに音楽があるか否か?

(靴だって自分の音楽です。)

の話。

これはテクニックとは別に、自分で探求するものであります。

(お教室では、ヒントは上げられます。)

 

さぁ、、、

果てしなくなってきた。

ここからが、面白いんだよねーッ😆❣️

 

というお話でした。

長くなって、、、反省。

 

最後に、いつか弾きたい グルダのアリアを。

https://youtu.be/5bieA3_VmVs