kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

紅葉と犬



秋、深まってきました、、、
寒いのは苦手ですが、夏には履かなかった靴たちを
久々にひっぱりだしたりして、おしゃれするには楽しい季節ですね。

紐靴基本3パターン、製作中です。
DARBYと呼ばれるスタイルですが、いわゆる外バネ。
履き口を紐で微調節できるので、フィッティングを確かめやすく、
1足目には特におすすめのスタイルです。

といってもこの状態ではまだ何のことやら、、、
かと思いますので、どうやって靴になっていくのか、
秋の紅葉の深まりのスピードに合わせてご紹介していこうかと、
一人紅葉祭り気分でお届けいたします。

この羽のパーツはイヌに見立てていて、
平面での見た時のイヌの印象が立体になった時の靴の印象と重なります。
弱々しいイヌだと、立体になったときもどこかひょろっとしたラインになり、
雄々しいイヌだと、どっしりとした靴の印象に。
かつて師匠にさんざん叩き込まれた「お前はこのイヌでいいのかっ?!」という
パターン製作時のガイドラインは、
「こんなイヌもいいでしょ」というアレンジにもつながり、
基本中の基本のデザインの中にもまだまだいろんな遊びが潜んでいる気がしています。

かかとにつく補強のパーツは、イヌのしっぽ
通称ドッグテイル、と言いますが、並ぶとなんだかかわいい。
しっぽフリフリしてもらって仲良くなれるように、
これからしばらくこのワンちゃんたちと過ごします。