kisakishoesの日記

注文靴と靴教室 キサキシューズ

イメージ

靴を作る順序はいろいろあるけれど、
私の場合、頭の中にイメージとして浮かんだおぼろげな全体像を
最終的に具体的な素材、縫い方、製法、などなどに分解して形作って行く方法が合ってると思う。

ディテールがまず浮かんで、それがやってみたいためにどうやって生かそうか?
とか、
丸くて笑ってる感じ、、、
とか、
なんでもいいんだけど
デザイン画を描いて、作るものをそれに近づけていくより
頭のなかの強いイメージに向かって、作りながらそこへ向かって行く方が、
次のアイデアにつながって行く気がする。
というか、自分に合っている。

いくつか今回の個展に合わせて仕入れた革の中で、
革屋さんで見せてもらった瞬間に、ふわーっとイメージが膨らんだこの荒々しい革!
厚みもあって、イタリアのタンナーのタンニンなめし。
奮発してグレーとネイビーを購入。。。

が、時間がなくなってもう今回は諦めかけていたけど、
昨日師匠に、『イメージが明確なら、絶対間に合わせることができるから、
よけいな事考えず作れ!とにかく作れ!』
と言われ、もう1足、この革で作ろうと決心。

間に合うか?!