マリークワント展に行った時のはなし、
続き。
若い女の子が一人、展示作品の前で鉛筆でメモを取っていた。今どき珍しい。
あー、私もよくやったなぁ。。。と思い出した。いつの間にかメモすら携帯に変わってしまった今日この頃。
若かりし頃は、美術館のみならず、映画館で映画見ながら、暗闇でノートに気になる言葉を書きなぐった事もあった。
ペンとノートがないと不安で、喫茶店に入って書くものが無くて、店員さんに借りたり、キオスクで買ったりしてた。
結局、一文字も書かずに終わる事もあったりして。でもいつでも感じた事を瞬時に記録する準備が出来てる、という事が大事だったんだよなー。
自分の感じたことをその瞬間に記録する、って最近やってないかも。。。
と、ふと思い、
その子を真似して、携帯にメモってみたこちら、、、笑
↓
タイフウツウピースみたいな革で
履き口アシンメトリーのスリッポン
輪っかつきのジッパー革でキズつかない
tのワンピみたいなデザイン履き口
レディース丸みのウイングオクスフォード
丸みのバリエーション
ポケットのついた靴
帽子再び
フルフル 衣擦れのおと
ヤムヤム 美味しい!
ハイボール 全速力ですすめ!
クアンと、あ、フット クアンと 進行中
自分の持ち物にアイデンティティをもつ
。。。
などなど。
このメモから、いつか新しい靴に繋がるのか、?!
とはいえ、、、
うーむなんか違う‼️
自分の字で書かないと、印象が消えてしまうね、ノートのどこに書くか、字のサイズとか含めて、時間の記録なんだよねー。
と、メモ書きの魅力を再発見した、美術館でのヒント①でありました。
もう一人、美術館で気になったおじさま。
ド派手な刺繍が施された民俗衣装のようなツーピース、頭にはこれまた真っ赤な薔薇🌹が刺繍された、黒のベレー帽。。。
このベレー帽が、私の好み過ぎて、、、食い入るようにガン見してしまい。
しかもこんな服来て、マリークワント展を見に来るなんて、洋服大好き人間に決まってる!ステキ、、、
と、お顔をみたら、◯リー伊藤さんであった。
なるほど‼️
で、一緒に行った旦那さんに、
凄い素敵な帽子の話と、そして○リーさんだったね、って話ししたら、
旦那はそのド派手なおじさまに、めっちゃ足元を見られている気がして、少し距離を置いていたらしい、、、
その、足元。
↓
笑、、、
見る、、かもね
自作のモンドリアン‼️
自分で作らなきゃ売ってない❣️
身の回りのものにアイデンティティを持つ。
それがマリークワントの大事なテーマで、
それを共有する場で、お洋服好きな方の目に留まった靴が自作品、だなんて何だか嬉しい事。
しかし、それにしても
○リーさんのあの衣装、首元のリボンはスパンコールでキラキラしてたし、自由だったな。
あれくらい、楽しんで装いたいなー。
って、
これまた美術館で出会ったヒント②、となりました。
そうそう、余談だが、ミニスカート、って言葉はマリークワントが作ったんですって!
車のミニが好きで、そこからとって命名したそう。マリークワントがミニスカートの発案者だった!(クレージュではなく、)
そして彼女が色付きタイツを発案したと!
それまでは舞台衣装に使われたようなカラフルなタイツを、一般的にしたのは彼女。
なんと革命的な発明。。。
若かりし私がスカートを楽しめたのはこれまたマリークワントさんのおかげだったとは!
ストッキングは大嫌いだけど、生足はさらせない、、、。そんな時、カラフルなタイツたちが幾度となく私の人生を救ってくれた。
自らの膝下の短さや太さを呪う事なく、スカートを楽しむ自由を与えてくれたマリークワント。。。
私がこの先ミニスカートを履く事はないと思うけど、
心の中ではパンツ見える位に短いスカート履いて、キビキビ過ごして行きたいと思ったのでありました。
60.70年代の服や空気感を堪能して、自分用に作りたかった新しいオクスフォードのサンプルのイメージが固まってきた。
レディースのオクスフォード、マリークワント展にも1足ありましたよ♪
メンズとは違う軽やかなオクスフォード。
カラータイツに似合うような。
ミニスカートに履けるような‼️
きさき