←銀座の山野楽器にて。春!
ブログ久しぶり!
書きたい、と思ったら瞬時に書かないと考えた事を忘れてしまいますな。
反省反省。
反省と言えば、
先月、
「ほ・とせなNEWS」という媒体に、
kisakishoesの取材をして頂きました。
ありがたい事に、たまにこのような取材のお話を頂きます。
https://www.hotosena.com/
(高い志や、思いをもった「人」にスポットをあて、 全国に発信しているネットニュースメディアです。 ヤフーニュース転載実績あり。)
Instagram:https://www.instagram.com/hotosenanews/
どんな記事にして頂けるのか、まだもう少し先になりますが、今回も、楽しかったと同時に、、若干の反省 という、思いでこの取材を終えました。
ご存じのように、私の話はとめどがなく、
横道に逸れ、戻って来るついでに別の花を摘み、、、
という、つまり、話しすぎ問題、
の傾向を重々承知してはおりますが、
承知した故に改善出来るかというと、
これまた別問題でありまして。
今回の取材も、色々な質問をして頂き、かなり長いインタビューになり、終わった後にまたやってしまった、、、と反省。。。笑
しかしながら!
友人の経験豊富なソロ活動系編集者にこの反省を伝えたところ、
「喋ってくれない人よりは全然いい」
という、嬉しい言葉を頂きました。
それをまとめるのが仕事だ、とも。
そうかっ!!
なので、私は今後、寧ろ、
気にしないという方向性を肯定して生きていく
事にいたしました。
話し方が上手い下手より大事なのはその先。不得意な事を中途半端にうまく見せようとする必要もない。
下手が下手を隠そうとする見栄がどんなつまらなさを生むかも、
靴作りにおいて、ものづくりにおいて、人生において、、、、散々学んで来たはず。
プロの噺家目指すなら別です。
が、
違うので。
楽しまにゃ損損。
という訳で、
今後、また取材の機会を頂くような事があれば、そう。気にせず脱線。
編集の方に、楽しかったー!
と思って頂けるように、張り切ってお話したいと思います❣️笑
そして、
取材の度に、度々質問頂く事。
今回もご質問頂きました。
「不器用な人も靴を作れますか?」
この、質問の答えは もちろん 「Yes!」
なのですが、靴に限らず、この議題に関しては夜通し語れそうな、永遠の議題な訳でして。
どの世界でも同じだと思うのですが、
器用だろうが不器用だろうが、才能があろうがなかろうが、続けて探究した人にしか見えない場所、新発見、旅路、というのがある訳で、
それは非常にパーソナルな体験、かつ、時間がかかる事だと腹をくくれた時、
その中にいる事がどれほど豊かな事か腑に落ちた。これこそが、自分の財産だと思っている。
という事を、自分の習い事でもしみじみ感じている今日この頃。
本日上がってきた、自分の4年前のFacebookの投稿。
↓
「昨年秋から、25年ぶりに、子供の頃習っていたピアノを再開した。自分で払うレッスン代となれば、あの頃のように無意識に通うことは出来ないわ。。。
クラシック音楽から離れていた間、、、というか、習っていた頃からくっついていたとは言えないが、グルダのCDはたまに聴いてた。
彼の言葉に、
'ジャズの演奏家は音楽から始めて、あとでテクニックを得ることもある。
今日のクラシック音楽教育では、残念ながらこれが全く反対だ'
(フリードリヒ.グルダ)
ってのがあるが、ここで間違っちゃいけないのは、
「テクニックなどいらない」とは一言も言ってない、ってこと。
グルダは何だって弾けるし、テクニックありきじゃつまんないゼ!って言ってるだけで、死ぬほど上手いし!!
でも今はこの言葉の意味、分かる気がする。
死ぬまでに弾ける曲は限られていて、でもどうしても弾いてみたいから、練習する。(しかない。)
大人の習い事は、諦めを前提として出発しているので、限りなくピュアで、限りなく夢の中にいれる特別な事だと感じる。
才能がない、ということは、こんなにも豊かなのか、、、、。😬」
****************
ここでいう、 才能云々 というのは、
順序の逆転の話。
才能があるなしと関係なくその中にいる決心を出来た。
という意味の豊かさの話。
私にとっての趣味とは、
例えば、50年近く生きてきて、誰からも絶賛された事のない音楽的資質を差押いて、「いまからピアニストになるわ!」というのは不可能ですが、
この難しく美しい道のりの豊かさを知ったからには、きっと自分の生涯の居場所になれると確信した。
純粋この上ない聖域の獲得、という事。
そう、
趣味は強い!
そして、必要なテクニックを得る為の秘訣は、
器用だろうが不器用だろうが、きちんと考えながら、
&ひたすらに反復練習、しかないです。
これは、どのジャンルでも趣味でもプロでもきっと同じ。
答えは反復の先にしか落ちてない。
そして、テクニックさえ向上すれば魅力的になるか?というのも、また別の話。
グルダの言う、
まず始めに音楽があるか否か?
(靴だって自分の音楽です。)
の話。
これはテクニックとは別に、自分で探求するものであります。
(お教室では、ヒントは上げられます。)
さぁ、、、
果てしなくなってきた。
ここからが、面白いんだよねーッ😆❣️
というお話でした。
長くなって、、、反省。
最後に、いつか弾きたい グルダのアリアを。
https://youtu.be/5bieA3_VmVs
め